『 スーパーバイザーにて思う 』

 

 ノウススカイライナ州(北)に5人、出張命令を受けた。

 いざ出発、

 

 

 

 サンフランシスコ(11時間)で到着。

 いきなり関税で、検棒(ボディ)チェックされ、金属が入っている様だ、

 上着を脱ぎなさいと言われる。

 

 実はカイロバンドの中にドル替したTC(40万)程入れていたことを納得して頂く事が出来、無事パスする。

 

 

 

 シャーロット(ヤド)に着き明朝レンタカーを借りリッチモンド(工場)迄25分かかる。

 往復交代で運転する。

 仕事は帝人の自動可燃機(糸巻オートマチック)を1台約9800万。

 

 私達3人で18台据付完了。

 その間、3ヶ月に17日間の休日で我家に帰省する。

 残り18台をワーカーと共に据付を実施する。

 

 

 アチラさんのワーカーは仕事の呑み込みも早く

 図面を45回 目を通しただけで、床板ちゅうちょなく引いて

 自分の頭の中にインプットされているようだ。

 手取り早く 仕事がスピーディーに進む。

 やがて18台が立上り、試運転時、糸が機械に絡みアチラ(女性)ワーカーが私の方を向いて

 「ヘーイ、カモン(名前マニダ)」と呼ばれる。

 糸の絡みをとき、スムーズに作動する。

 

 

 

 

 月日もあっという間に経ち、帰り前のパーテイで、

 「貴男は大型を持って居るんだったら、アメリカに住んでトラックで稼ぎなさい。」

 と言われる。

 英語が出来ればその気になっているかも...。

 

 

 

  会社帰って、部長曰く

 「君は ワーカー達に随分人気が良く 好意を持たれていたんだって。」

 

 

 ・・・もう一辺行って見たい。

 

 

 

                        いくし村 前田英二

 

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コメント: 1
  • #1

    会長 (金曜日, 09 9月 2022 15:04)

    若い時は活躍したんですね~
    今の仕事ぶりを見ていると、なるほどね―と納得できます。

    あまり広い世界を知らない若者に、時折、経験を話してやって下さい。
    私も聞きたい!!