この夏…

朝・夕めっきり涼しくなり、もうすっかり秋ですね。

ぷうさんのお家、宇都宮です。

今日はこの夏の特別な体験について、書かせて頂きます。

 

この夏、しばらくお休みを頂き、ダンス映画に出演してきました。

ダンス映画?? なかなか聞き慣れないものだと思います。いわゆるハリウッドみたいな商業ベースの映画とは違い、アート系の映画になります。海外ではダンス映画祭などもあったりして、マイナーではありますがそれなりの市場がある分野です。

今回、私が参加させて頂いたのは、日本のJCDNという団体が企画したオーストラリアと日本のエクスチェンジプログラムの一環で、オーストラリアの監督が日本人の出演者で日本(松山)でダンス映画を制作するというものでした。

 

映画のタイトルは、その名も「坊ちゃん合宿」

監督が夏目漱石の小説”坊ちゃん”からヒントを得て作られました。

物語は、仕事に疲れたビジネスマンの元に、謎の”坊ちゃん合宿”の知らせが届くところから始まります。ビジネスマン達は坊ちゃん合宿に参加し、子ども心を取り戻しさまざまな挑戦をしていくのですが、それが実は昇進をかけたビジネスマン達のサバイバルゲームだった。というストーリーです。

私はビジネスマンの中の一人、”ゆう”役でした。ゆうは、初めから意欲むき出しのガツガツしたキレる役どころでした。

普段のダンスとはまた違って、役があって踊りパートも演技パートもその役になりきって演じるというのは、なんとも難しかったですが、今までやったことない体験にワクワクし、とても楽しかったです。反面、失敗が許されないシーンでは、口から本当に心臓が飛び出ちゃうんじゃないかというぐらい緊張して、右足って言われてるのに左足だしてたり、緊張し過ぎておかしくなってたんでしょうね。ただただ必死でした。

 

撮影の現場もかなり未知の体験ばかり、女優ライトも初体験しました!

同じ個所を何テイクも取り直したり、同じシーンでもアングルを変えて何度も撮影したり、ばらばらに撮影したり(編集で繋げるそうです。)、明らかにNGでも監督の「カット!!」の声がかかるまではやり切らないといけなかったり…。シーンに応じて野外・室内ロケもありました。私は野外ロケは出番がなかったのですが、真夏日の松山城でのロケは熱中症寸前だったそうです。

野外では、許可をとっていてもクレームが出たり、カラスの鳴き声が入ったので取り直しとか、天気待ちとか、なにかとハードルが上がります。

そして、室内でも野外でもなのですが、めっちゃ時間がかかる!全てのスタンバイがOKになるまでは、ひたすら待つ!!いつ自分の撮影の出番になるかもしれないので、気が抜けないんですよね。私がきつかったのは、ロケ場所の関係で、朝5:30レインボーハイランド集合…朝3時起き!6時代には撮影がスタートです!それでも、みんなからは、室内なだけ全然まし!って言われ励まされてました~。

こうして映画撮影の裏側を経験すると、これからは映画の見る目も変わってしまいそうです。この画を撮るのにどんだけかかったんだろう?そんなことが、気になっちゃいそうです…。

 

オーストラリアから、

ダンス振付・演出・監督のネイサン。

監督のマックス。

カメラのマット。

とてもクリエイティブで、面白くて、優しくて、彼らの映画に対する情熱は本当に素晴らしかったです。この3人でなければ、日本のスタッフや出演者たちも過酷な現場をのりきれなかった~!ってぐらい、みんなに愛される素晴らしい人達でした。

他にも、通訳、制作、照明、録音、現地コーディネイト、照明アシスタント、カメラアシスタント、キャスト…この映画に関わる沢山の人の力が合わさり、苦楽を共にし、一つのチームとなり、この映画に向き合いました。そして、8月末に無事クランクアップしました。

編集作業はオーストラリアで行われ来春日本では京都・松山で上演予定らしいです。その後、海外のダンス映画祭に出品していく予定と監督達が言っていました。

私なんかは、全然ちょい役ですが、みんなで力を合わせた映画、きっと面白い作品になると信じています。

 

人生でこんな経験は二度とないだろうな~。そんな凄い経験をさせ頂きました。

人生の経験値がぐっとアップした私の夏でした。

温かくお休みさせてくださった会社の皆さま、本当にありがとうございました。

晩翠荘での撮影風景。この日も暑かった~。

絵コンテは、こんな感じでした!

 

                         ぷうさんのおうち 宇都宮 忍