夏の帰省の折に、瀬戸内芸術祭を見て来ました。数多く出展されていたのですが、その中で二点をご紹介します。
「オリーブの夢」です。
地元産の約4000本の竹で地域のボランティアの方々と一緒に構築された巨大ドームです。
内部は舞台のようになっていて、大勢の人が手足を広げて横になれます。竹の感触が背中に心地よく、頭上には丸天井が開いていて、
いつまでも寝転がっていたかったです。
「国境を超えて・潮」です。
ビーチに196体の子どもの像が設置されています。海に消えた子どもをイメージしています。
196は、日本が承認する世界の国の数を指しています。
子どもたちは、各々の国の方角を向いていて、胸には国までの距離と背中には緯度と経度が刻まれています。
いずれ波に洗われて消えた時に、頭部からバラの花、身体から国名を書いたプレートが現れるそうです。
今は皆、姿形が残っているので、距離と緯度、経度だけでは、誰ひとり、どこの国のこどもかわかりません。
「お家はどこなの?」と聞いても、返事は帰って来ませんが、
日本の小さな島から自分たちの国へ向けて、平和を願っているようなたたずまいでした。
瀬戸内芸術祭だけではなく、小豆島は魅力満載です。
来られたことがある方もまだの方も、是非、一度と言わず何度でもお越し下さいませ。
川内A棟の小百合が心を込めてご案内いたします。
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